セラミックフォーラムは日本Nanophoton社のレーザーラマン顕微鏡「ラマンタッチ」を取り扱っております。
Nanophoton社のレーザーラマン顕微鏡は世界最速・最高画質のラマンイメージングを提供するために開発されました。彼らの顕微鏡は独自のライン照明技術を使用しています。これにより発生したラマン光はCCDのY軸方向にて400画素で分割検出され、一回の露光で400本ものスペクトルを取得できます。さらに従来とは異なるレーザービーム走査方式を採用することにより、高速・高精度のスキャンを実現しました。そのため数万画素のラマンイメージを数分で取得することが可能となりました。
同時にNanophoton社は350nmの空間分解機能を得るために、光学系もデザインしました。ラマンタッチは横モード・シングルの高品質レーザーを搭載しています。これにより、ダイヤモンドビーズを用いてデモ測定をした際に、イメージングされた画像内にてラマンピークの強度プロファイルを取ったところ半値全幅保証値の350nmであることが確認できました。
「十分なスペクトル分解能があること」「十分な明るさが確保できること」「コンパクトであること」これらの条件を満たすため、ラマンタッチは焦点距離500mmの分光器を採用しています。そのためスペクトル分解能は1200gr/mmの回折格子使用時で半値全幅1.2cm-1を切りました。そのため複雑なピーク群をしっかりと分離して検出できます。
主な性能 | |||||||||
空間分解能 (X/Y/Z) | 350nm/500nm/1000nm (@532nm, 100x, 0.9NA) | ||||||||
スペクトル測定範囲 | 100cm^-1 〜 | ||||||||
スペクトル分解能 (FWHM) | 1.2cm^-1 (@785nm, 1200gr/mm) | ||||||||
スペクトルピクセル分解能 | 0.3cm^-1/pixel (@785nm, 1200gr/mm) | ||||||||
ピーク位置決め精度 | 0.1cm^-1 | ||||||||
主な仕様 | |||||||||
レーザー波長 | 488nm, 532nm, 671nm,785nm | ||||||||
レーザー照射方式 | ポイント照明・ライン照明 | ||||||||
分光器の焦点距離 | 500mm | ||||||||
グレーティング | 150, 300, 600,1200, 1800, 2400gr/mmから3枚内臓 | ||||||||
検出器 | 電子冷却CCD 1340x400画素 | ||||||||
光学顕微鏡 | 成立型・倒立型 | ||||||||
オプション |
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本体寸法と質量 | |||||||||
サイズ(WxHxD) | 820 x 450 x 590mm | ||||||||
重量 | 70kg |