炉内カメラの概要
従来の炉内カメラでは高温を避ける為にカメラ本体を炉の外側に取り付け、長い組レンズを使い炉内を撮影する方式のものが一般的ですが、本カメラでは直径60mmの水冷管の先端に小型GigEカメラを内臓させ、カメラ本体を水冷管ごと炉内に挿入する方式をとっております。その為、撮影対象物とセンサー部分との距離が近くなり、より鮮明な画像を得ることが可能になります。また、純正のカメラホルダーには冷却水の詰まり等によりカメラが高温になった際にカメラを自動で引き抜く「緊急脱出機能」があり、カメラの故障を未然に防ぐことが出来ます。
炉内カメラの仕様
●カメラ本体
- 仕様:1/2.5inch GigEカメラ←給電とデータ送信がLANケーブル1本で可能です。
- 解像度:500万画素CMOSセンサー
- 波長領域:0.8-1.1μm(近赤外線)
- 視野角:水平80° 垂直64°
●水冷管
- 温度域:600-1600℃
- 外径:φ60mm
- 全長:任意の長さにカスタム可能
専用ソフトウェア
本カメラより取得された映像は専用ソフトウェアのブラウザにてリアルタイムで表示されます。また、ソフトウェアには過去映像の同時再生機能があり、時間毎の炉内の変化を観察することが可能です。
バーチャルサーモカップル
本ソフトウェアにはカメラ(近赤外線仕様)からの映像をもとにサーモグラフィーの様な映像をリアルタイムで作成・表示させる機能があります。こちらの機能により経年変化による内壁の侵食具合や輝度が高く見えない火炎の形状などを把握する事ができる様になります。
また、温度分布画像をマウスでクリックすると、そのクリックした部分の温度が表示されます。こちらの機能を「バーチャルサーモカップル」と呼んでおり、熱電対を取り付けていない部分の温度も把握する事が可能です。
その他受託可能なサービス
製品メーカー案内
Glass Service社(チェコ)
Glass Service社はガラスの受託分析や、様々なガラス溶解技術機器を製造を製造するチェコの会社です。
Glass Service社はガラス溶解の基礎技術と製造技術を組み合わせイノベーティブな製品やサービスを提供することにまい進しております。代表的な製品としては、ガラス製造技術とIoTを組み合わせたアドバンスド制御システム(ESⅢ)が注目されております。