泡分析サービス概要
Qマス装置内でガラスサンプル中の泡を切断し、泡内のガス組成をマススペクトロメータにより分析します。
本装置では以下の物質の検出が設定されております。(その他物質も3種まで追加設定可能です。ご相談ください。)
N2, CO2, O2, Ar, SO2, H2S, COS, CO, CH4, H2
分析までの流れ
1.先ずは泡サンプルを弊社までお送りください。弊社から分析を行うチェコGlass Service社(以下GS社)へ配送手続きをさせていただきます。発送からGS社到着までは中2〜3日程度です。
※お急ぎの場合はGS社へ直送していただくことも可能です。その場合宛先をお知らせいたしますので、弊社までご連絡ください。
※現在コロナ禍により弊社からGS社への発送完了まで2〜3営業日頂戴する場合があります。ご了承ください。
★お見積もりについて
内包ガス量が少量すぎ分析失敗となるケースも多々ありますので、お見積もり通りの価格とならない場合があります。
その為、先づは分析を行った後に御請求書類と同時に御見積書を発行することや、最初に御見積書を発行し分析後に改訂版を再び発行することなどご対応可能です。また、泡サンプルと同時にスペアをお送りいただくこともご検討ください。
2.GS社泡分析室にサンプル到着後、直ちに必要サンプル形状に加工した後、泡の寸法を計測します。分析費用については泡径がφ0.25mm以上またはφ0.25mm未満の場合の2パターンとなっております。
3.本ページ上部に記載のある方法でガス組成を分析し、技術レポートを作成します。技術レポートはGS社より直接ご依頼者のメールアドレスの方へ先ずは速報としてPDFファイルが送信されます。本レポートは通常GS社にサンプル到着後3営業日以内に送信されます。
後日、技術レポートをプリントアウトしたものをご請求書類と合わせて郵送いたします。
4.ご要望に合わせてGS社の20年以上の経験から泡の発生原因の特定、その解決方法のご提案をさせていただきます。
泡発生のメカニズムから分類した泡の発生起源として考えられるケースは以下のものが一般的です。
・原料バッチの分解ガス (第一義的なソース)
・核形成による泡発生(リボイル)
・電気化学的な反応による発生
・化学的な反応による発生
・機械的に発生する泡(巻き込みなど)
・煉瓦から発生する泡
右図の分析データは各煉瓦から発生した泡のガス組成の実際の分析結果となっております。
その他受託可能なサービス
製品メーカー案内
Glass Service社(チェコ)
Glass Service社はガラスの受託分析や、様々なガラス溶解技術機器を製造を製造するチェコの会社です。
Glass Service社はガラス溶解の基礎技術と製造技術を組み合わせイノベーティブな製品やサービスを提供することにまい進しております。代表的な製品としては、ガラス製造技術とIoTを組み合わせたアドバンスド制御システム(ESⅢ)が注目されております。